
真代さんが世界一周の旅から帰ってきて最初に出したアルバムです。
シングルになっている「逃亡者」を“夜のヒットスタジオ”で聴き今までのイメージとはまったく違う曲でカッコよさが気に入ってすぐに買いました。
その後ラジオで「逢・愛・哀」「東京午前三時」を聴きこれがまた気に入りLPも買いました。
ジャケットからもよかるように前作「私旋律 バラード」とは全くイメージの違うロックです。
バラードは一曲もありません。
強いて言えば「スローサンバ」と「雨」はロックバラードと言えるかな?
前半5曲と後半5曲はアレンジャーが違うので本当はアナログ盤でA面を聴いたらひっくり返してムB面を聴くほうが楽しめます。
このアルバムは民族音楽のような音から始まりますが突然激しいリズムのタイトル曲「逢・愛・哀」に変わります。
これがまたカッコイイんですよ!!
アルバムとシングルが同時発売だったためアルバムはヒットしましたがシングルカットされた「逃亡者」はヒットには至りませんでしたがこれも「逢・愛・哀」に負けないロックです。
サスペンスドラマを観るような感覚で詞の世界にも引き込まれていきます。
今ってこういう曲書く人っていないんですよねぇ。
アナログ時代のジャケットってメッセージ性が強くてジャケットもアルバムの一曲という感じがするのが好きです。
大きなアナログ盤の大きなジャケットをレコード店で手にしてから“どんな曲が詰まっているんだろう?”とワクワク、ドキドキしながら針を落とすまでの時間も楽しんでいたのを思い出します。

本作は現在単体での販売はないため「MAYO BOX~Nippon Columbia Days~」を購入しないと聴くことができません。
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