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小椋佳さんの曲は名曲だらけです。
「少しは私に愛を下さい」は銀行員時代出張に行きその間に銀行が合併され帰ってきたら自分の机がなく“少しは私に愛を下さい”という言葉が思い浮かんだとか…。
「シクラメンのかほり」、レコード大賞受賞の布施明さんへの提供曲。
シクラメンには香りもなくまた当時は薄紫のシクラメンもなかったそうです。
松田聖子さんの「赤いスイートピー」も同じで当時は赤がなかったそうです。
そして「シクラメンのかほり」はB面の曲だったようです。
先日テレビ番組で当時海外にいて布施明さんの曲が大ヒットしていることを聞き驚き、更にそれがB面用の「シクラメンのかほり」だったことに驚いたとのことでした。
本作には「シクラメンのかほり」以外にも何曲かの提供曲が収録されています。
「夢芝居」は梅沢富美男さんのヒット曲ですがこれが梅沢さんと全く違う。
梅沢富美男さんの「夢芝居」に出てくる男性像は酒も飲む、たばこも吸うそれなりに年齢のいった男性。
梅沢さんそのものを思い浮かべます。
小椋佳さんのほうは酒もたばこもやらない、恋に不慣れな青年のイメージです。
またこの曲は日本語の使い方そして日本語の響きがとてもきれいです。
加藤登紀子さんが“言葉の魔術師”と表現していたけどまさにその通りだと思います。
そしてもう一曲オリジナルアーティテストと異なるのが「愛しき日々」。
堀内孝雄さんのほうは確か年末時代劇の主題歌だったと思いますがドラマの主題歌っぽいなという感じ程度で聴いていましたが、小椋佳さんのほうは“えーっこんな歌だったの?”っていう感じで何回聴いても泣ける曲です。
詞が浮き彫りになっています。
「愛燦燦」は美空ひばりさんにピッタリといった曲ですね!
ちなみに「愛燦燦」は五輪真弓さんの「Welcome」というアルバムの中で小椋佳さんと五輪真弓さんがデュエットし豪華盤になっています。
全体を聴いて“日本語のきれいな曲を聴いた~”という印象です。
あと歌詞に英語がないのも日本語がきれいに感じる理由かも?
とにかく心に染み入る名盤です。
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